あなたが馬鹿にしている「文系」って本当に文系なんですか?

最近はSNSを通じて文系が馬鹿にされる主張を見る頻度が高まってきた気がします。
学歴をインタビューして偏差値でリアクションするYoutuberがいて、「理系であれば偏差値+5して考えるべき」などと主張しています。
確かに文系には全方面で学力が低い人が入り込んできてしまうので、+5なのかどうかの度合いはわかりませんが、そう考えること自体は正しいと思われます。
しかし、そういう事実をもってまるで文系は理系の下位互換かのように発想されてしまうことは事実誤認なのではないかと思います。

基本的には槍玉に挙がるような人は文系の中でも「F欄(Fランク大学卒)」と呼ばれるような人たちです。
このF欄というのは実際のFランク大学を指すこともありますし、MARCHを下回るような大学群すべてに適用されることもあります。
実際に一般的に人気のある大手企業では採用方針の下限値がMARCHだったりすることもしばしば見受けられるので、そういう観点が存在することは理解できます。

ここで疑問なのは、文系F欄に進学した人は本当に「文系」なのでしょうか、ということです。
例えば偏差値60を大学という場所で「専門的な勉強を習得できるライン」と考えた場合、それ未満の人は一体何系なのでしょうか。
そのラインを偏差値60とおくべきかどうかは別として、できもしない人が学びの場に所属さえすればその系統だと呼べるのでしょうか。

理系科目を避けて文系F欄に進学した人は、理系科目ができないことはもちろんですが、文系科目もできません。
理系科目を避けずに理系F欄に進学した人は、理系科目を避けなかったけれどもできていないし、文系科目もできません。
ただ「勉強ができない」だけに過ぎない人を、特定の系統の学部に所属したことがあるということをもって文系だとか理系だとか整理するのは安易すぎるように思えます。

理系にも文系にもそれぞれ確立された学問があり、それらを学んだ人が社会でその機能を発揮することで社会が駆動しています。
「学校で学んだことなんて社会では使わない」というような意見をしばしば目にしますが、それは習熟度が低すぎて学問を使うほどの仕事に就けなかっただけです。
学習が足りない(=専門性を持たない)人は、誰にでもできる仕事にしか就くことができません。
そういう人たちが何系でもない人たちの代表で、彼らを出身学部の系統で整理するから誤解が生じているのだと思います。

また、そもそも文系学問は「暗記」だとか「作者の気持ち」だとかで、内容も簡単だというような意見もあります。
それの真偽に興味がある方は是非、文系最高峰とされる司法試験・公認会計士試験・CFA試験にチャレンジしてみてください。
どれもかなり稼げる資格なので、簡単に取得出来たら儲けものです。

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