
しばしば資格予備校は「公認会計士になれば高収入!」と煽りますよね。
実際に僕が監査法人にいた頃は、中堅職員で年収1,000万円以上ありました。
サラリーマンというカテゴリにおいては高収入です。
資格の難易度で言えばトップ層なので、稼げて当然な気もしてしまいます。
しかし、実際はそんな甘い話ではありませんでした。
僕は契約上の労働時間の倍近く働いていました。
クライアント先と事務所と自宅の間の移動時間を考えると、倍どころではありません。
倍働いたら平均年収の倍もらえるって、魅力ありますか?
普通じゃないですか?
なお、労働量は調整不可だったので、1倍働いて1倍もらうことは出来ませんでした。
それをしたいなら非常勤(業務委託契約)職員となるしかありません。
健康的で文化的な生活を考慮して勤務時間が設定されているのですから、失うものがあることを覚悟すべきです。
有休はもちろん全然消化できませんでした。
さらに変形労働制を採用し、その代休を失効させることで実質的に給与の支払額を引き下げられていました。
家族の行事への参加は基本的に諦め、深夜に事務所で寝落ちしないようにオフィスグリコを貪り、いつもヘトヘトで、何も解決しない産業医面談をしばしばセットされ、健康が不安になって生命保険の死亡保障を積み増し、それでようやくもらえた1,000万円なのでした。
監査法人退職後、複数の会社で支払一覧を見る機会がありましたが、会計士・税理士への支払額は圧倒的に安いですね。
士業同士で見ても弁護士よりずっと安いですし、戦略・マーケティング系の外注先に比べるとビックリするくらい安いです。
専門能力は高いけれど、お金という意味では結構渋いなあと感じる資格・業界でした。
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