1億円持っているとしても、借り入れが1億円あったらNetすると0円で、自分のお金は1円も持っていないということを表します。
これは日商簿記3級の知識で十分にわかることで、それ未満の一般常識とも言えるかもしれません。
では、1億円持っていて借り入れがゼロであるが、とある会社の社長に就任していて、取引先から訴えられていたらどうでしょうか。
これも1円も持っていない可能性があります。
訴訟の結果、全財産を失うかもしれないからです。
つまり、お金を持っていても過去の行動によって失う可能性があるのであれば、その期待値分だけ差し引いた金額しか持っていないに等しいのです。
訴えられたりなんて滅多にするものではないだろう思うかもしれませんが、経営者のレイヤーでは日常茶飯事です。
なので、いかに収益獲得の法務リスクを下げつつ、高い単価を実現するかという事は非常に重要なテーマになります。
僕がやらないようにしている業務
僕がクライアント企業でやらないようにしていることは以下のとおりです。
ファイナンス
お金集めは最もトラブルが多く、関連する法令(金商法など)も複雑かつ厳格であることから、法務リスクが非常に高い領域です。
過去のクライアントも現在のクライアントも最も頻度が高く、最も重大なトラブルになっているのはファイナンスでした。
X(旧Twitter)での個人情報晒し、殺害予告、不審者の来訪など、精神的に抉られる行為が多発します。
以前勤務していた会社では若干巻き込まれたため、ずっと不安を抱えることになってしまいました。
そのため、ファイナンスに関連するサポートは一切行わないようにしています。
経営意思決定
経営意思決定の結果、会社に重大な損失を与えてしまった場合、たとえ自分が注意義務を果たしていたとしても、それを果たしていなかったとして訴えられる可能性があります。
普通に裁判をやれば勝てるとしても、欠席したり自分が正しいことを証明したりすることに非常にコストがかかるため、巻き込まれること自体を避けたいところです。
そのため、クライアントの経営意思決定をサポートするための材料探しや選択肢の提示までは行いますが、自分の会社以外の役員にはならないようにしています。
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