昨年、監査法人の先輩のKさんと飲んだ時に言われたことについて、今更ながら僕の思いをまとめます。
Kさんは監査法人の2年上の先輩です。Kさんも僕と同じように転職組で、元銀行員です。今年45歳とのことで、僕と5歳差になります。
Kさんは要領良く仕事をするタイプで、手を抜いているけれどやっているように見せたり、落としどころを見つけるのが上手いという印象でした。一言でいうと「器用」な人でした。安定感・信頼感のある先輩でした。
一方で、女性関係はあまり上手ではなく、彼からは「女の子とイイ感じになっちゃってさ~」という話がよく出るのですが、結論いつも何も起きていないという謎のイキりをすることで有名で、いろんな人が陰でKさんのことをイジっていました。そんなKさんも美人な奥さんを見つけてからは等身大の自分と向き合えるようになり、ダサい話をしなくなり、みんなからより愛されるようになりました。
また、器用な人ではあったのですが、よくわからない謎のイキりが上司に対して発現することもあり、パートナー会計士の席の近くで「パートナーはほんと仕事しねえからよお」みたいなことを敢えて言って評価を下げる謎行動をしていました。それがあってのことなのか、Kさんはマネジャになってから給料はなかなか上がらず、その先の昇進も見えないというような状況に陥っているということでした。僕の同期がすでに年収1,350万円程度もらっているところでKさんは1,100万円とのことですから、現在はかなり厳しい評価を受けているようです。
Kさんと飲んでいて、2次会だったか3次会だったか、僕の当時の印象について話してくれて、僕の上司に対する立ち振る舞いがへたくそであったことに言及しました。
僕は年次が上がるに連れ、人事考課で望むような評価を得られなくなっていったので、他人から見ればへたくそにしか見えないのだと思います。これが僕の中で、僕が「不器用」なのか、「敢えて拒絶」していたのかについてずっとわからないままでいました。
というのも、僕は議論の重要ポイント以外に気を張るのがめちゃくちゃ嫌いで、結果だけ出せば他は何でもいいじゃんというタイプなのです。そのため、監査法人という長時間行動を共にして品性を見られながら減点方式でどんどん削られていくような環境は合っておらず、そもそも減点方式に抗う対応をする気なんてなくて明言することもなく僕のスタイルを貫くことを当然だと思って過ごしていました。
そして「勝てば官軍、負ければ賊軍」というように、僕は負けて去ったので、僕の認識としても保守的に周囲にあわせて「不器用」であることを甘んじて受け入れていました。やっぱり社会で勝ち上がれないのかもしれないという可能性を認識しなくてはといけないと思いました。
しかし、僕が一昨年7,000万円、昨年1億2,000万円稼いだことで、また僕の中の自分に対する感覚が変わってきました。もうこれだけ結果を出したのだから、自分の意思を信じてもよいのではないかと思いました。つまり、当時僕は迎合しないスタンスをとっていて、それを譲らないことを選んだ結果こうなったのだから、「敢えて拒絶」していたと理解してもよいのではないかと思うようになりました。
それを待っていたわけではないのですが、Kさんも興味本位で僕がどれくらい稼いでいるのかを聞いてきたので、僕は率直に回答しました。その時のリアクションからすると、また僕を見る目は変わったのではないかと思います。他人の評価なんてこんなもので、今後は一切受け入れず「自分がこう思ったのだからこうである」を信じてもよいと思えるようになったのではないかと思います。
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