「COO代行 それは最強のビジネス戦闘力を持つ職業」の感想

COO代行 それは最強のビジネス戦闘力を持つ職業という本を読みました。良くも悪くも個人ブログの記事のようなスタイルで、すぐに読み終わりました。

僕がやっている仕事は一言でいえば、まさに「COO代行」です。この本の著者と似たようなことをしています。僕の場合は「COO代行を始めよう!」と思って始めたわけではなく、なんとなく自分の会社で仕事を受けていたらこのスタイルにたどりつきました。

目次

共通点

この本の著者と僕に結構共通点を見つけたので興味深く感じました。

ジェネラリスト

僕はミーハーで飽きっぽい性格なので0点を8点にするのは好きだけれども8点を10点満点にするのは嫌いです。「公認会計士だからジェネラリストじゃなくてプロフェッショナルだろ?」と思うかもしれませんが、僕にとってはそれが8点にすぎないというだけで、自認としてはジェネラリストです。幅広く勉強し、経験してきました。そういう人がCOO代行に向いているというのは僕も同感です。

中小・零細企業向けふんわり戦略コンサルタント

コンサルタントと言えば外コンのような高度に知的な仕事をイメージすることが多いですが、この本の著者は「よくわからんことも選り好みせず泥臭くなんでも手伝ってみたら自分のコア部分以外も幅広くリテラシーを得ることができてコンサルとして成立しました!」みたいなスタイルです。外コンのようなところにいる人からしてみると信じられないかもしれませんが、中小・零細企業相手では意外とこのスタイルで成立します。中小・零細企業というのは、当たり前のことすらできない会社だらけなので、当たり前のことをするだけで感謝されることが多いです。そういうレベル感なので、社内はめちゃくちゃです。だからこそ自分がやったことがないことも調べながら・失敗しながら・低クオリティでも最終的に問題解決さえできれば満足してもらいやすく、責任やアウトプットがふんわりしていてかなり働きやすいです。「天才あるいは秀才じゃなくても(中小・零細企業相手であれば)戦略コンサルティングができる、やっていい」というのは多くの人にとって意外な事実なのではないでしょうか。

一人会社

僕は前の会社で従業員として社長の右腕のようなことをやっていて、新卒・中途採用から育成までやりましたが、中小企業には良い人材が集まりにくく、面接とは打って変わってまあみんなお金はほしいが定時に帰りたいというような人ばかりで、中には僕を沈めようとクーデターを起こした屑もいました。成果は僕持ちで報酬はあまり差もなく配分されていたという状態でずっと理不尽を感じていて、ストレスで右耳が難聴で聞こえなくなったりもしました。一人会社になってからは報酬総取りになったし社内政治もなくなったので、ようやく納得して仕事ができるようになりました。中小・零細企業のCOO代行はむしろ一人で一気通貫のほうが先方もこちらも仕事がしやすいので好都合です。

COO「代行」であるべき理由

僕がCOOになるのでははなくCOO「代行」になるのが良いと思っているのは、リスク管理の観点からあくまでも非取締役(業務委託契約)として行うべきだと思うからです。

中小・零細企業のオーナーには遵法意識が無い人が多いので、役員になると巻き込まれて民事・刑事上の責任を負うことになりかねません。僕は以前に所属している会社の投資先に無報酬で社外役員で入り込んだことがありますが、その結果とんでもないリスクに晒されてしまいました。無報酬でも責任限定契約を巻いても安全ではありません。自分がオーナーではなくガバナンスのない会社の役員になるということは自殺行為です。肩書だけではなく、実質的に自分が意思決定しないことが大切です。必ず意思決定は取締役に伺いを立てる必要があります。(連帯)保証人になってはならないという常識に比べるとあまりにも知られていませんが、これも一発で人生を終わらせるリスクがあります。

僕のこれから

僕のクライアント・業務のポートフォリオは現状偏りすぎていて、非常に収益性が高い一方で再現性がないので、もっと汎用性のあるサービスに変えていかないといけないのが悩ましいところです。どこかで契約がなくなるんだろうなと覚悟しながらも有難いことになかなか続いてくれるので、どこかで切れたらリハビリに中小企業診断士でも取りつつもう一度この本を読み返してみようと思います。

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