「物語思考」がX(Twitter)で話題になっていたので購入しました。
まず、どういう本なのかについては以下のとおりです。
「物語思考」は、
・今に充実感を持てるようになり、幸せになる人を増やす
・そのための方法を紹介する
・その方法とは、考え方をずらしたり、生きやすい道を見つけたりすること
・実践しやすいように具体的な内容にする
という本だよ……という話でした。(P15)
この本で目指しているのは、「物語思考」という考え方を使って、頭の枷を取り外し、自分のキャラを作ることで行動しやすくして、今を充実させる、というものです。
では、いったい「物語思考」とはなんでしょうか?
一言でいうと「自分の理想どおりに人生を過ごすためには、いっそ一つの物語を作るように考えた方がいいよ」ということです。(P24)
まずステップ1では、自分のなりたい状態を想像しながら、「頭の枷」をとる作業をします。…ステップ2では、あなたの「キャラ」を作ります。ここが一番重要です。…ステップ3では、そのキャラを行動させる方法を考えます。…ステップ4では「環境の作り方」を考えます。…ステップ5は「物語の頃がし方」です。…エンディングは「物語にゴールはない」という話です。「本書の使い方」でも書いたように、今が充実している状態が一番楽しいので、ゴールを設定するのではなく、楽しく続けられる物語を生きること「物語思考」の本質です。(P29)
自分を客観視することで自分自身に他人事感を出すことができるので、ありのままの理想を持って、その障害や不安に怯えることなく追及することができるようになる。それはいわゆる「成功」とは違うけれど、今が充実して幸せを感じることができるようになる。ということを言っているようです。
僕はそもそも近い発想を持っているので、今回はインプットというより共感や補強みたいな視点になりそうな予感です。
でも「物語思考」だと、チャレンジや失敗をしないほうがリスクになります。なぜなら、何も起きない人生は物語としてぜんぜんおもしろくないからです。主人公が今いる街から出ようとしなかったら何の冒険も始まりません。仲間も増えないし、ただのつまらない日常が流れていくだけになります。(P24)
この思考って僕にとってすごく重要で、僕の価値観の中心です。
かつての僕は何も行動しないくせに理想は高かったため、AsIsの自分とToBeの自分にものすごい乖離がありました。
ようやく世の中と戦う覚悟ができたのは高校生になってからで、そこからは取り憑かれたかのようにチャレンジと失敗を重ね、昔の僕を知る人からは同一人物だと認識されないくらい変わりました。
勝ち取ったものについては獲得することを強く願っていたのですから一定の価値を感じてはいますが、僕は手にするとすぐに飽きてしまう性格で、むしろ手に入れるまでの過程にたくさんあった信じられないようなエピソードが忘れられず、そちらに価値を感じるようになりました。
アニメを見たりゲームをやったりするのも、結論だけ調べようと思えばできるわけじゃないですか。でも普通それをしませんよね。それはその過程(作品自体)が面白いからです。
そして、その過程が面白いのは無理難題を解決したり、ものすごい振れ幅があったりするからです。
それが本や画面の中ではなくリアルに経験できて、さらに自分が主人公というのが人生なので、チャレンジしない理由がないのです。
僕はチャレンジしまくった挙句、だいぶ振れ幅が大きい人生を送っています。
具体的なエピソードはまた改めて紹介したいと思います。
そんな僕も今は「現状維持」という感じなのですが、必要な準備期間なのかなと思っています。ジャンプする前に深くしゃがみこんでいるようなイメージです。
今までは激務すぎて、いろいろなことがおざなりになっていたので、2023年・2024年にようやくある程度片付けたり体制を構築したりすることができました。

2025年いっぱいくらいで準備完了し、2026年からまた冒険できたらいいなと思っています(厄年ですが)。
あと、正直なところこの先どうしていきたいのかというところがモヤっとしていてよくわからないんですよね。
このまま今の事業が存続してFIREにたどり着けるのか、そうでないならばこの先何をして稼ぐのか。
また、FIREしたら大学(専門学校)には通いたいと思ってたので、多分そこはそうするんだと思うんですが、そこからまた働きたいと思ったりするのかどうかはよくわかりません。
お金の価値も流動的なので、いつでも必要なお金を獲得できる能力は維持しないといけない気がするため、結局FIREしてもやっぱり働く気がしています。
しかし、現状自分の中で確信めいて「これがやりたい」というものがなく、自分のルーツを辿ってみたら「音楽」と「イラスト」なのかなという気がして、それらを事業化できるように少しずつ積み上げているというところです。
でも、本当にそれがやりたいのかイマイチしっくり来ていなくて、それほど向き合えず、ほんの少しの時間でもいいから継続していこうという感じです。
情熱がわいてこない理由も、なんとなくわかるんです。
僕はかつて自分が「弱者」であることがコンプレックスだったのですが、その事実に対する反発はかなり強くて、半ば狂気のように学歴や資格、美しい女性、収入や資産を追い求め、手にしてゆきました。
また、僕の人生で圧倒的に刺激的だったのは異性との交流で、あとは酒とたばこでした。しかし、どれも「もういいや」ってくらい嗜むと、ささやかな楽しみと同水準くらいまで効用が低減してしまいました。それらに初めて触れたときのような刺激を受けるような体験は、もうずっとありません。
こんな感じで、僕を強く突き動かしてきた原動力はコンプレックスへの反発と、強烈な刺激に対する欲望だったのですが、もうコンプレックスもあまりないし、おそらく求めるような刺激ももう世の中にないのだろうなあという気がしてしまっているので、グダグダしてしまっているんだと思います。
思春期を迎える前もこんな感じだったような気もするものの、あの頃は日常すら新しいものとの対峙で溢れていたので、やっぱり今とは違うんでしょうね。
そんな感じで、まだFIREできていないくせに「燃え尽き症候群」みたいな状態で困ってしまっているのが実情です。
再度ドキドキする人生にするためにはどうしたらいいか?というのが僕にとって今一番の関心ごとです。
しかし、勝手に自分の限界を決めてしまっているわけです。これをぼくは「頭の枷」と呼んでいます。枷とは、手足の自由を拘束するもののことです。これがあると、そもそも「物語として全然つまらないものを目指してしまう」ので、ワクワクしないんですね。(P33)
僕は過去の体験から、誰かができたことは僕にもできるはずで、できないのであれば興味や情熱が足りないだけという風に考えているので、あまり頭の枷を感じたことはありません。
しかし実は、過去からの積み重ねよりも「未来の状態」を設定することのほうが、現在の行動への影響度は高いんです。(P33)
僕は「なりたい自分」になることが得意なのですが、まさにこれがコツなんじゃないかと思います。昨日までをすべて忘れ、今欲しいものに向けて思想や行動をpivotすることに何の抵抗もありません。抵抗どころかむしろ喜びです。
頭の枷を外しながら、なりたい状態を考える
「10年後になっていたい状態100個」を書こうと思ったのですが、100個も思いつかなかったので、10年後になっていたい状態を中心にしつつ、もうできているけど維持したい状態や、やりたいことも含めて100個列挙してみました。
- FIREしている
- 幸運を維持する
- 何をしても最終的にはうまくいく
- 何歳になっても向上心を失わない
- これまでと同様に無難な道は選ばない
- みんなと違えば違うほどよい
- とりあえずやってみる
- 思った通りになるので、よいことを思う
- 言った通りになるので、よいことを言う
- 毎日、今日1日を楽しく過ごしている
- お正月やクリスマスなどの季節のイベントを楽しむ
- 神仏を敬い、寺社仏閣を頻繁にめぐる
- 足しげくお墓参りに行く
- 金融投資でお金が常に増えている
- ASD・ADHDのよさを引き出している
- 社会人らしさとか父親らしさとか年齢相応とかにとらわれない
- 学生気分を貫き、それでもよいというモデルを確立する
- コミュニケーションが得意になってSNSなどでファンがついている
- 書籍を出版している
- 生活水準を変えない
- 本当に欲しいものはお金を惜しまず、欲しいときに買う
- 地位財には手を出さない
- おごらないし、おごられない
- お金を貸さないし、保証もしない
- 1日の半分くらい1人の時間を楽しむ
- 世界各国や別の時代の料理を作れるようになる
- 国内外問わず、毎日気の向くままに移動し続ける
- 東京で知らない道がないくらいに散歩しまくる
- 無駄でくだらないことにたくさん時間を使う
- カラオケやボーリングなど大学生のような遊びに回帰する
- 事業を通じて社会と接点を持っている
- その時代の最先端の事業を行う
- 美やエンタメに関連する事業を行う
- 若い人と交流を持てる事業を行う
- ストーリーのあるプロダクトを作る
- カルチャーを育てて発信する
- 秋葉原や上野など好きな街に拠点を持つ
- 地元に家を買う
- 地元を盛り上げる活動をする
- 自然と首を振れる音楽が作れる
- かわいくてグッズが欲しくなるイラストが描ける
- 歌や楽器の演奏が上手
- クリエイティブを通じた友達がいる
- 妻子と暮らしている
- 動物と暮らしている
- 頻繁に会う親友がいる
- 異性の友達がいる
- 20代・30代の友達がいる
- 行きつけの店を作って人間関係を作る
- 外国に友達がいる
- 昔に人生ですれ違った人と再会する
- 出会うべく人に出会って、ドラマティックな展開を味わう
- 他人に期待しない
- 言いにくいこともためらわず、はっきり言う
- 恨まれるようなことをしない
- 安全のため公に実名や顔は出さない
- 好きな人を大切にする
- 嫌いな人に何ひとつたりとも譲らない
- よい人ぶらない
- 看過できない攻撃をされたら地獄まで道連れ
- オフラインでも自分のファンをつくる
- 家族には期待する
- 家族がしたいことを叶えてあげる
- 親にお金や物をあげる
- 親の経験や思い出ををたくさん教えてもらう
- 昔のアルバムを電子化する
- 家族との思い出をたくさん作る
- 健康を維持する
- 医療にお金をかける
- 信頼している弁護士・医師・税理士との関係を続ける
- 大学生の頃の体重(65kgくらい)を維持する
- 自由な髪形やアクセサリーを楽しむ
- かっこいいと言われたいと思い続ける
- 常にあたらしいものに飛びつく
- 本を読みまくる
- ドラマ・映画・アニメを見まくる
- ゲームをやりまくる
- 好きなスポーツを見つけて楽しむ
- 秘密基地のような部屋で生活している
- 他人の価値観に支配されていない
- コンプレックスに負けそうなら、いっそ短期で達成してしまって離れる
- 自分がよいと思うものを迷わず追いかける
- 推しのアーティストを追いかける
- 所有している土地を開発する
- 農作物・水源・電源・衛星インターネット回線・シェルターを完備して自給自足を実現する
- 外国に住みたい場所をいくつか見つけておく
- 今度は好きなことを学びにもう一度大学(専門学校)に通う
- 好きなことで最も専門的になる
- 公認会計士であることも活かす
- ドキドキ・ワクワクすることを探し続ける
- 好きなことに飽きたらまた全部捨てて、イチから新しいことを始める
- かつて好きだったものを再入手する
- かつて好きだったコンテンツに再度触れる
- かつてよくいた場所にしばしば出向く
- 写真をたくさん撮って見返すことができるようにしておく
- ブログにその時の思いを残して当時の考えを見返すことができるようにしておく
- 英語のコンテンツを楽しめる程度に英語ができる
- 通常のコミュニケーションを難なくこなせる程度に英語が話せる
- 数学やプログラミングを勉強する
- 宗教法人格&寺または神社を持つ
こうやって書き出してみると取り留めもなく、内容もめちゃくちゃ普通ですね。なんならもうほぼ叶っているような気もします。「漁師とコンサルタント」の話を思い出します。多分これが理想で、「幸せの青い鳥」なのだと思います。
とはいえ、前述のとおりやりたいことが見つからないからぼんやりしたことばかり書いている面もある気がします。
「キャラ」の作り方
多くの人が「自分というものが存在して、その自分が動いている」と考えているのですが、「一番なりたい状態に近づくために、一番効率的なキャラは何か?」を考えた方が楽なんです。(P96)
あらかじめキャラを決めてしまえば行動が変わり、結果が変わるということだそうです。
僕も似たような経験があって、大学に入っていわゆる「大学デビュー」をうまく決めようとしたのですが、超絶不器用だわ話が面白くないわ女の子耐性ないわで全然うまく行きませんでした。
そこで僕が心がけたのが、イケてる人の行動・言動をそのままパクることでした。
特に影響が大きかったのが、カラオケでアルバイトしているときに誰もがその人を好きになってしまうカリスマイケメンがいて、トークも振る舞いもすべてそのままパクりました。僕を見たら共感性羞恥心で死んでしまうくらいエグくパクりました。インプット・アウトプットが個別具体的なので、効果はてきめんでした。
そんなことを続けているうちに、僕の中身は全く別の人に入れ替わり、「器用だよね」とか「チャラいよね」とか錯覚されるようになり、その延長戦上で目的を達することができました。多分これがキャラ設定と同じことなのではないかなと思っています。
上記100項目を集約し、「なりたい状態に近い人」と「その性格」をChatGPTにまとめてもらいました。
有名人でよいとのことですが、どの方も実際に会ったことはないので、性格と言われてもあんまりピンとこないというのが正直なところです。
ただ、僕の大学デビューの時はドンピシャの人がいたので行動・言動をそのまますべてパクることができていましたが、なかなかそんな機会に恵まれることも少ないかと思いますし、そういう場合は有名人であてはめてみるというのは有効かもしれませんね。
- FIREしながら自由に生きる
イーロン・マスク:大胆で行動力があり、失敗を恐れず挑戦し続ける
スティーブ・ジョブズ:直感を信じ、独自の美意識とこだわりを持つ - 常に学び、成長し続ける
レオナルド・ダ・ヴィンチ:知的好奇心が旺盛で、幅広い分野を探求
ビル・ゲイツ:戦略的で分析力が高く、学ぶことを楽しむ - クリエイティブを極め、作品を生み出す
村上春樹:独自の世界観を持ち、マイペースで創作に打ち込む
富野由悠季:強烈な個性と情熱を持ち、妥協を許さない
宇多田ヒカル:繊細で感受性が豊か、アーティスト気質 - 世界を自由に旅し、多様な文化を楽しむ
アンソニー・ボーディン:冒険心があり、新しい文化に対する好奇心が強い
高城剛:多動的で柔軟な思考を持ち、型にはまらない - お金の心配なく、欲しいものを手に入れる
ウォーレン・バフェット:合理的で冷静、シンプルな生活を好む
ジョージ・クルーニー:余裕があり、ユーモアと品格を兼ね備える - 仲間やファンとつながる
岡本太郎:破天荒で型破り、自分の美学を貫く
ローランド:自己演出に長け、自信に満ちた言動を取る
堀江貴文:率直で合理的、物怖じせず本音を語る - どんな場面でも自分らしく生きる
坂本龍馬:自由な発想を持ち、人とのつながりを大事にする
前澤友作:エンターテイナー気質で、人を楽しませることを好む - 家族や大切な人との時間を楽しむ
ウィル・スミス:陽気で家族思い、ポジティブなエネルギーを持つ
リチャード・ブランソン:遊び心があり、人間関係を大切にする - 健康を維持し、サステナブルな生活をする
アーノルド・シュワルツェネッガー:ストイックで努力家、目標に向かって鍛錬する
ベア・グリルス:適応力が高く、どんな状況でも生き抜く力を持つ - 自分の哲学を貫き、強く生きる
宮本武蔵:孤高で実力主義、自分の信念を曲げない
カート・コバーン:反骨精神が強く、世の中のルールに縛られない
「キャラ」に行動させよう
つまり、繰り返しになりますが、「自分とはなにか」を考えるよりも、なりたいキャラを考え、そのキャラがしそうな行動をリストアップし、ひたすら行動していくほうが、いきいきと自分が行きたいような人生を楽しめるようになるはずです。(P133)
想像ベースにはなってしまいますが、有効だと思います。
またChatGPTにまとめてもらいました。
- 新しいアイデアを生み出すとき
イーロン・マスク:大胆に実行し、失敗を恐れずプロトタイプを繰り返す
スティーブ・ジョブズ:直感を信じ、唯一無二の美学を持つプロダクトを創る
レオナルド・ダ・ヴィンチ:知的好奇心を広げ、実験を重ねる
富野由悠季:独自の世界観を貫き、周囲に流されず妥協しない - 困難や失敗に直面したとき
イーロン・マスク:失敗を学びの機会と捉え、次の策を即座に考える
ウォーレン・バフェット:冷静に状況を分析し、感情を排して合理的に判断
宮本武蔵:動じず、戦略を練り直しながら勝機を見出す
ベア・グリルス:環境に適応しながら、生き抜く戦略を練る - 人を巻き込み、大きなプロジェクトを推進するとき
坂本龍馬:異なる人々をつなぎ、大義を掲げて共感を生む
リチャード・ブランソン:人とのつながりを大事にし、楽しみながら進める
前澤友作:エンタメ的要素を取り入れ、周囲を巻き込む
岡本太郎:型破りな価値観を打ち出し、固定概念を壊す - お金や資産運用に関して考えるとき
ウォーレン・バフェット:長期的視点で投資し、短期の流行に流されない
ビル・ゲイツ:社会貢献を考慮しながら、分析的に資産を管理
ジョージ・クルーニー:お金を自由のツールと捉え、余裕を持って使う - 創作や表現に没頭するとき
村上春樹:ひとりで静かに世界を作り込む、ルーティンを大切にする
宇多田ヒカル:感受性を研ぎ澄ませ、自身の内面と向き合う
カート・コバーン:社会の枠にとらわれず、自分のスタイルを貫く - 自由に旅をして世界を楽しむとき
アンソニー・ボーディン:現地の文化に深く入り込み、リアルな経験を楽しむ
高城剛:固定概念にとらわれず、即興的に旅をする - 影響力を発揮し、自己演出を行うとき
ローランド:徹底的に自分をブランディングし、自信に満ちた発言をする
堀江貴文:歯に衣着せぬ物言いで、本音をズバッと言う - 家族や大切な人との時間を過ごすとき
ウィル・スミス:ポジティブなエネルギーを振りまき、家族との時間を楽しむ
リチャード・ブランソン:家族を最優先にしながら、遊び心を持つ - 健康を維持し、鍛錬を続けるとき
アーノルド・シュワルツェネッガー:目標を明確にし、ストイックに鍛錬を続ける
ベア・グリルス:どんな環境でも生き抜く力を維持するために鍛える - 哲学を貫き、自分の道を歩むとき
宮本武蔵:独自の生き方を貫き、他者に左右されない
カート・コバーン:社会に迎合せず、自分の価値観で生きる
なんか全然ピンとこないですけど。
キャラが最高に活きる環境を作ろう
「自分を変えるならまず環境を変えよう」というのは、要は「周りにいる人」を変えよう、ということだと思っています。(P151)
これを応用すると、要は「自分が理想とするキャラの行動をしている人の中に交じるだけで、自分も行動できるようになっちゃう」ということです。(P155)
大半の人は周りに流されやすいから、理想の人たちの中にいれば自分も理想側に流されるだろうということのようです。
100個の理想を集約しても、前述のようにたくさんの候補者がでてきてしまうので順序をつけたり取捨選択をしたりする必要がありそうですね。
どちらかと言うと、「お金もコネもない人が成功するためには、ほかの人と違う方法をとらないといけないよね」という話です。(P165)
なりたいキャラに近そうなキーパーソンを見つけ、その人が所属するコミュニティに入ったらいいけど、それは難しいからお客さんになっちゃうとか工夫したほうがよいということのようです。
あと一つ、環境において大切なのは「応援してくれる人を増やす」ということです。人は応援されないとなかなか頑張り続けられません。(P182)
僕はこれがめちゃくちゃ苦手で、現時点までで僕を応援してくれた人って親、当時の彼女、亡くなってしまった親友、妻くらいしかいなかったと思います。
僕は色々不器用でずっと孤独だったためか性格が歪んでいるようで、出会う人の大半に嫌われます。他人から応援なんてしてもらったことがないので、どうやったらしてもらえるのかというのが全然わかりません。
でも、応援されてみたいなあって思ってます。他人から応援されるっていうのが僕の人生で全然達成できていない項目の中ですごく達成欲があるところです。
この性格だから多くの人に応援されるというのは難しいと思うので、ニッチなファンができたらいいなと思います。
基本方針として、まず、SNSでの情報発信を3つに分けます。
- Information(情報)
- Opinion(意見)
- Diary(日記)
…結論から言うと、SNSを使って発信するなら、1→2→3の順で発信していくといいんじゃないか、と思っています。イメージとして、フォロワー1万人くらいまではInformationをがんばり、次にOpinionを展開していき、フォロワー10万人くらいから、Diaryを入れていくといいんじゃないかと思います。なぜこの順番か、というのは単純に「知らない人の意見や日記は、誰も読まない」ということに尽きます。(P185)
SNSのプロフィールも重要です。プロフィールもフェーズに合わせて変えていくといいでしょう。Informationのときは「どういう情報を出すのか?」というところに特化して、Diaryまでいったらパーソナルなところまでアピールする…、というように、順番に変えていくと良いと思います。もちろん、ただプロフィールを変えるだけではなく、それがよかったかどうかを判断する必要があります。主に「ツイートインプレッション→プロフィール」のアクセス率を見つつ、「プロフィールにアクセスした人が新しいフォロワーになったか?」を確認します。(P190)
①いいねをしよう!…②煽りや批判は無視…③人の批判などはしない(P191)
他人から応援されない性格だからなのか、僕はSNS運営がめちゃくちゃ苦手です。これまでいくつかアカウントを運営しましたが、せいぜい1,000フォロワーくらいでリアクションもあまり得られませんでした。
きわめてシンプルで合理的なので、この方針を取り入れてみたいと思います。
物語を転がそう
想像してもらうとわかると思うんですが、山登りで大事なことは「山登りが楽しいか」のほうであり、山のゴールはそこまで重要ではないんです。特に人生においては「ゴールには到達したけど、そこまでの道のりは最悪でした」となってしまっては、本末転倒です。人生では幸せな方が重要であり、ゴールはそこまで大事ではありません。(P197)
僕もいくつか大きな目標を達成してきましたが、目標に向かって走ると達成したときに人生を見失うんですよね。目標ではなくて、理想の状態を持たないといけないなと思いました。「○○になる」とか「○○できる」ではなく、「○○していたい」にしなくてはいけない。例えば、若者に刺さる曲を作って100万ダウンロードを達成するとかではなくて、作曲したり演奏したりする毎日を送っているとかを目標にしないといけないのだと思います。
そもそも論なのですが、僕の原動力はコンプレックスへの反発と強烈な刺激に対する欲望だったので、目標と呼んでいたものは正確には目標ではなく手段でした。
例えば、僕のDTMの先生はいつDiscordを見てもAbleton Liveをプレイ中と表示されるくらい延々とDTMをやっているのですが、小さいころから音楽が好きで、大学でも音楽を学んで、音楽を仕事にしています。僕にはこういうものがないので、ふわっとした感覚で就職活動をするしかなかったし、その結果入社式に会社を辞めたくなるというオチが待っていました。
その後、公認会計士になりましたが、それも公認会計士の仕事をしたいからではなくて、会社を辞めたかったのと、自由そうで稼げそうだったからです。


つまり、先生はDTMerという音楽やり放題な状態が欲しくてそれになった一方で、僕は公認会計士の仕事がしたいわけではなく、その先に見える自由と高収入が欲しくてそれになったのです。これは僕だけではなく、監査法人にいた人たちの大半は同じ問題に直面していました。
とは言え、実際経験を積んでしまえば自由だし、それなりには稼げるし、潰しが効くという点で公認会計士資格はとてもありがたくはあります。
先生はやりたいことをやって稼げる、僕はやりたいわけではないけれど堅実に稼げる。よい点は違うけれどどっちもよい「僕の芝は青く、隣の芝も青い」という状態です。
もしかしたら先生はやりたいことをやって堅実に稼いでいるのかもしれなくて、そうだとしたらそれが最上級です。
ここからさらに僕がもっと幸せになるためには、やりたいことを見つけて、それをしていることが幸せという状態を作り出さないといけないのだと思います。
経済的にはかなり盤石になってきたので、数年間低収益な状況が続いても耐えられるため、チャレンジするには今がチャンスです。
もう10年くらいにわたってやりたいことを真剣に探して生きているのですが、それまでコンプレックスへの反発と強烈な刺激に対する欲望に集中して動いてきたことが呪縛となっています。「やりたいこと」ではなく「やるべきこと」をずっとやってきたから、本当の自分の心の声がもう聞こえなくなっていて、自分で自分が何をしたいのかが全く分からない状態が続いています。ずっとここで足踏みしています。
監査法人の末期では仕事帰りに大手町から上野の不忍池まで歩いて、デッキの上でずっと考えていました。
今のところ、前述のようにきっと「音楽」と「イラスト」なのではないかという想定のもと動いていますが、確信を持てずにちょっとやっている程度に終始しています。
しかし、上るべき山がないと、山を登れないのも事実です。つまり、なんらかの目標があったほうが行動しやすいんですね。そこで、「物語思考」では「やりたいことがないと作れない遠くのゴールを設定するのではなく、短期的なゴールを細かく設定する」ことで、目標のメリットをうまく活用しようと思います。(P198)
このような短期の目標を設定するために、まずは、自分が作ったキャラがどんな状況になっていてほしいか。その「名場面」をイメージすることから始めます。これは物語が盛り上がるシーンみたいなイメージですね。「目標」というと最終ゴールっぽくみえてしまうので、名場面くらいの言葉にしてみました。「名場面」を作るルールとしては、①定性的なものにする②ワクワクする形で書く③自分が記憶しやすく、スラスラ言えるくらいのものにするという感じです。(P199)
時代の先端をもたらして、「すごい」、「かっこいい」という若者のコンセンサスを持つ経験ができたらいいなと思っています。例えばAdoとかDAOKOとか米津玄師とかあのちゃんみたいな今の感性を新しい手法で音楽にするとか、村上隆みたいに現代アートをアパレルやNFTなどに適用するとか、Lofi Girlみたいにディープワークの空間を提供するとか、なにか新しくてかっこいいものを作っていけたらいいなと思います。
あ、僕のキャラ設定ってこっちかもしんないですね。先に100個列挙した理想から導き出された人物よりもしっくりきています。
なんかここを掘っていくと、今のモヤモヤした思いも確信に変わりそうな気がしてきました。
なぜここまでやるのかというと……。「やる気は、実行しないと出ない」ものだからです。やる気があるから行動する、と思いがちですが、やる気は、行動しないと出ないんですね。(P204)
やりはじめると1時間とか平気でやれるのに、やり始めるのがつらいんですよね。
低い目標を立てるとか始めやすい環境を作るとかも重要だと思いますが、僕の場合は将来の自分の像が頭の中に明確に浮かぶことが大事だと思っています。
人生でも仕事でもそうなんですが、うまくいっている人の共通点を見ると「博打を打たない」というのがあります。…何か大きな行動をとるときに「勇気」の問題にして、勇気を出して行動してしまっているですね。これで成功する人もたまにいるものの、多くの場合、一度つまずくとどんどん悪い状況に追い込まれてしまい、より博打を打たないといけない状況になったりします。(P224)
でも、失敗の度合いには大きく差が出ます。下手な失敗をする人は、一度の失敗で大ダメージを負ってしまって、次のチャレンジをしづらくなる一方、上手に失敗するやり方を知っている人は、何度でも挑戦できる体制を築けます。(P226)
僕もかなり慎重派で、例えば大学生の頃にかなり幅広くビジネス系の資格を取得していたり、長期インターンシップを複数社経験して会社を比較できるようにしておいたり、公認会計士試験と同時に日商簿記1級や全経簿記上級を取得しておいて、公認会計士試験不合格時には一般企業の経理に就職できるようにしておいたりして常にリスクをコントロールしています。
失敗には「マイナス」のイメージがありますよね。多くの人が失敗したくない、と思うはずです。でも、物語だと捉えればむしろ「プラス」です。何も失敗しない物語の主人公がいいかというと、そういうわけでもないはずです。失敗や敗北をするからこそ、魅力的だったりもする。物語として考えると、失敗はまったく無駄じゃないんです。(P227)
僕は失敗は必然だと思っています。大抵のことは失敗と成功はセットになっていて、例えば失敗9と成功1で存在していれば、失敗9を受け取らずして成功1は手に入らないのです。今が失敗8だとすれば、ほぼ失敗のフェーズは終わったという進捗を感じることができるのでむしろありがたいというような考え方です。
自分の話を求められたときに、自分が世間一般に言う「成功」した状態になると、ありのままに話すだけでマウント取りに来るウザイ人みたいになってしまうので、大体失敗した話だけしておくようにしています。
人のことを評価する人は、「点」で評価しがちです。それは、リアルタイムに同じ時代を生きていると、今が「終着点」のように見えてしまうからだと思います。しかし、ちゃんと人の人生を評価するとすれば、「線」で評価されるべきです。(P228)
どうしても「今」を結論のように見てしまいがちですが、常に今は通過点でしかなく、人間万事塞翁が馬であるから悲観することも調子に乗って気を抜くこともなく生きていけるようになりたいですね。
物語にゴールはない
多くの人がやっている「自己分析をして、やりたいことを見つけて、キャリアプランを作る」というのは、過去からの延長で、自分の物語を考えてしまっています。今までの人生がこうだったから、これからの人生もこうなるだろう、と予測しているわけです。しかし、本書でも書きましたが、過去は今の自分にさほど影響を与えません。むしろ「未来の自分がどうなっていたいか?」からの逆算で、今の自分の行動が決まるんです。だからこそ「未来の自分の理想の姿を作ったうえで、キャラを作って、それで行動することで、物語を書き換える」というのが大事なんです。(P246)
僕がこの本を読んで得た気づきをまとめると以下のとおりでした。
- この本で推奨されている生き方と自分の生き方は割とかぶっている
- やっぱりやりたいことはわからない
- 100個の理想像とそこから導き出されるキャラはあまりピンとこなかった
- 他人から応援されるようになりたい、SNSでファンを作りたい
- 名場面を想像したら少しやりたいことが見えた気がする
未来の自分がどうなっていたいかという問いに対して熱狂するような回答を出せていないことが問題であまりうまくいかなかったのかなと思いますが、応援されるように取り組むという目標ができたし、名場面を想像するとワクワクできそうなイメージがわいてきたので、この辺りを探求して改めて読み直してみようと思います。
おわり

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