はじめまして、くらみです。僕は典型的な努力型人間といった感じで、何もない所から力業で成り上がってきたタイプです。これまでの社会人生活では公認会計士として働いていた期間が最も長いです。
社会と距離を置くためにFIREしたい
僕は大学生の頃に、ユダヤ人大富豪の教えという本を読んで、経済的自由人になることを夢見るようになりました。今でいうFIREです。
僕は社会不適合者で、幼少期からずっと孤立していました。それまで生きてきた中で自分にフィットしたのは、勉強とアルバイトを緩くやっていればよい大学生活だけでした。ずっとこの生活が続けばよいのにと思い、そのためには経済的自由人になる必要があると思いました。
それを実現するための方法として、起業して事業を成長させ、上場させて売却することを考えました。しかしやり方が全くわからないので、まずは有名社長の会社にインターンシップで潜り込みました。そこではファイナンスや簿記などの経営に関連する勉強が足りな過ぎて営業しかできず、起業どころではなかったのを思い知りました。しかし、それよりもCXOを集めてVCと協力したりしながらIPOを目指す「中心人物」になることが僕には本質的に無理そうで絶望しました。なんなら社会不適合者すぎて、FIREどころか普通の社会人としてすら成立しないであろうことを学生のうちに確信していました。
僕が社会不適合者である理由
僕が社会不適合者になってしまう理由は、以下のような原因が挙げられると思います。
能力が低い
- 能力の初期値が悪すぎる
- 能力の成長率が低い
「みんなそうだよ」と言われることもあるのですが、僕はそんな生半可なものではありません。スポーツや歌唱はあまりにもできな過ぎて周囲に衝撃を与えるレベルでしたし、運転免許の教習所でも全然できないわ成長しないわで、教官には「ここまでできない奴は見たことがない」と半ギレで言われました。仮免許の試験もわざわざ超遠方の鴻巣まで行って落ちて帰ってくるというのを5回以上経験しました。
今でこそ勉強は得意ですが、高校生になるまではずっと偏差値40くらいでしたし、単に他人の何倍もやったからできるに過ぎないと思っています。
何もしたくない
- ほとんどのことに興味がない
- 興味がないことは全く頭に入ってこない
- 価値を感じない活動に全く前向きになれない
僕が好きと言えるのは漫画やゲームとHiphopくらいですが、それすらそんなに詳しいわけではありません。好きなことですらなんとなくしか興味がなくて、突き詰めた理解を求めようという気が起こりません。
一番の問題は、興味が持てないことに対しては壊滅的にできないまま放置されているということです。僕はスポーツに全く興味がないので、バスケもサッカーも野球も未だにルールすら知らないし、有名なプロの選手も知らないし、知りたいとも思ったことがありません。まともに世間話もできないので、いつも「それって何ですか?」と聞き、説明してもらうけれども興味がないので覚えておらず、何度も同じ質問を繰り返してはイラつかせています。
ただ、勉強だけはめちゃくちゃやりました。一つはよい大学に入るための勉強、もう一つはビジネスに関連する知識の勉強で、その中で公認会計士試験にも合格しています。僕の能力が低いばかりに母が親族からバカにされていることに対して殺意を持つレベルで悔しかったのと、ここに列挙しているようなヤバい特性を持った僕が生きるためには無理やり高い能力を得るしかないと思ったからです。
人付き合いができない
- 他人に興味がない
- 他人を信じていない
僕は基本的には他人に興味がないので、狭く深くの人付き合いをしています。必要に応じて聞くことはありますが、すぐに記憶から捨ててしまうので、付き合いの長い友人の子供でも、男か女か、何人いるか、をしょっちゅう聞き直したりしています。
また、ずっと孤立していたからなのか、他人を信じていないので仕事を任せることができません。基本的に全部自分でやってしまいたくなります。
思想が極端
- ゼロかイチしかない
- 事実しか受け入れず、気持ちを汲まない
- 自分の思想に従って忌憚なく発言する
僕の思想が僕自身に対して適用される場合は「選択と集中」とか、「自分に厳しい」とか「向上心が高い」とかポジティブに捉えられることが多いのですが、それが他人に対して適用されたり、自分の状況が好転するとめちゃくちゃ嫌な人に見えるようです。起こったことをありのままに話すので、僕がうまく行っていないうちは僕の話が自虐に聞こえるらしく面白かったようなのですが、僕がうまく行くようになってからは自慢に聞こえるようで、友達だと思っていた人が減りました。
社会に適合できない日々
僕は、新卒で就職した会社を2年弱で辞めました。気持ちとしては初日から折れていました。予想通り社会人として成立しなかったからです。売れと言われた商材に全く価値を感じることができず、売りたくありませんでした。2年働いたというよりは、当時は「新卒で3年以内に辞めると無価値」と言われていたため怖くて辞めることができなかったというだけで、まるで稼いでこない会社のお荷物でした。結果、耐えきれなくて3年以内に辞めているのですが。
その後はBig4で公認会計士として働き始めました。全リソースを注ぎ込んだことにより、公認会計士試験自体は短期一発合格で、予備校のパンフレットに僕のコメントが載るくらいの成果を出すことができました。下っ端は基本的に一人で黙々と作業をするという仕事なので、激務ではありましたが複雑な特性を持つ僕でも続けることができました。
しかし、10年弱働いて立場も作業者から責任者に代わり、監査法人特有のデメリットも強く感じるようになって仕事を続けるモチベーションがなくなりました。詳細は長くなるので、改めて以下の記事にしました。

そこで、僕は再び転職することにしました。しかし、その会社も詐欺師に乗っ取られ、2年で追い出されることになります。
ソロプレナーでFIREが見えた
そんな僕にチャンスが訪れたのは、前職を追い出されて1人会社で経営コンサルティングの業務受託を始めてからでした。
まず、僕のスキルセットで高単価受注ができることがわかり、あっという間にお金が溜まりはじめました。どういうペースかというと、例えば時間単価4万円で毎月8時間 * 20日働くと月収640万円です。一般的には年収としても悪くない水準の収入を、たった1か月で得ることができるわけです。なんと、これなら事業売却しなくても今の状態を数年間維持できればFIREできるではないですか。
また、リスクもうまく管理すれば、売掛金の貸倒くらいしか懸念はありません。現状はFIREできればよくて100億円を望んでいるわけではないので、僕にはソロプレナーがベストな道だと確信しました。その時、「見えた」気がしました。例えるなら、初めて恋愛が成就して灰色だった世界がフルカラーに変わった瞬間のような衝撃を受けました。そして、FIREした自分がリアルに想像できるようになりました。
僕の「経営戦略」
僕が「フリーランス」ではなく「ソロプレナー」を自称する理由は、僕の最大の関心はいかに効率的・効果的に利益を生み出しFIREを達成するかにあるからです。業務実施者でもあり、もちろん一生懸命業務を行いますが、第一には経営者であるという意識があるからです。また、会社員だった頃の低クオリティな人生を振り返り、労働環境を最適化することでかつてないほどの余裕時間を生み出すこともできました。
僕の経営戦略の中で肝になっている部分は言えませんが、公開できるものは簡単に紹介したいと思います。
事業戦略
主力事業はできるだけ高単価の仕事を受け、短時間で終わらせます。主力事業は仕事と割り切って、楽しさややりがいなどは一切求めません。また、余計なリスクを取ったり無駄に時間を費消したりしないために、クライアントとの関係はドライであるべきだと考えています。
また、役員就任は訴訟リスクが高いので受けず、ファイナンス関連もトラブルが多いので受けません。
なお、主力事業とは別に収益性関係なく個人的に好きなことを事業に組み込むことで、好きなことをすればお金が稼げるかもしれず、少なくとも好きなことにお金を使うと税金が減るという構造を作ることができます。例えば、絵を描くことが趣味なのであれば、それを事業にしてしまうのです。これは1人会社だからこそできることで、公私混同ではなく私を公化してしまう戦略です。FIRE後を見据えて好きなことだけをして生きていく準備をしています。
税務戦略
まず、基本的に1人ですが、法人という枠組みを利用します(会社を設立して社長&株主になる)。1人会社であれば実質的には個人と同等ですが、法人は個人とは別人格であるため、個人で購入しても損金にならない支出が損金になったり、個人の所得税より税率を低くすることができます(東京都の中小法人の実効税率は約35%)。
投資・財務戦略
スケールする必要がないので投資は最小限とし、自己資金のみを使用します。これにより財務リスクや事務工数を低減することができます。
また、自宅を事務所とし、すべての業務を概ね1人で完結できるようにする(税理士などの専門家に最低限の発注はしている)ことで固定費をほとんどなくすことができます。今年は何もしないと決めれば、法人住民税均等割(東京都の中小企業で7万円)しかかかりません。
なお、PCやガジェットや情報には惜しみなく投資し、パフォーマンスを最大化できる環境を整えています。
労務戦略
業務受託契約であれば、就業時間などの「時間的拘束」を受けることはありませんし、業務遂行にかかる指揮命令という「精神的拘束」を受けることもありません。また、自宅やコワーキングスペースやカフェをオフィスとするノマドワーカーとなれば、出勤という「身体的拘束」を受けることもありません。一般的なサラリーマンなどに比べて圧倒的にストレスを排除し、自由に働くことができます。
また、労働法規を考えると他人を雇うことはリスクが高いので、誰も雇いません。雇用してしまうとどんなに能力が低かったり士気が低かったりしても基本的に解約不能であり、固定費として延々とのしかかってきます。十分に義務を果たさない一方で権利の主張を行う人を雇ってしまった場合、お金を捨てたうえで解約するために工数をかけることになってしまいます。規模を拡大するのではなく、サービスの質を上げて単価を高くすることに集中すればよいのです。
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